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古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。

 
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旭堂小南陵、玉田玉秀斎襲名披露2016年12月01日 10:56

 最近は大阪の講談を東京で聴けることも多くなりました。大阪には現在20人ほどの講談師がおり、団体としては上方講談協会と大阪講談協会とがあります。
 さて、大阪講談協会の方では昨日11月30日、お江戸日本橋亭にて、五代目旭堂小南陵(きょくどうこなんりょう)、四代目玉田玉秀斎(たまだぎょくしゅうさい)のW襲名披露興行が開かれました。11月25日、大阪の国立文楽劇場で披露目が催され2人は正式に名跡を襲名。それに続く東京での興行となります。
 小南陵は女性で前名は小二三(こふみ)。OL、俳優を経て2001年7月、当時の小南陵(現:四代目南陵)に入門。南陵の一番弟子です。玉秀斎の前名は南陽。司法浪人中に講談を知り2001年11月に入門。7ヶ国語を喋られるという才の持ち主。2人は入門以来15年の年月を経て大きな名跡を継ぐことになりました。上方の講談には東京のような階級制度はありませんが、実質今回の襲名が真打昇進に相当します。
 戦後、上方の講談は消滅寸前というところまで追い込まれました。まだ人数は少ないながら現在後継者は次々と育っています。東京ともども講談の面白さを広めてもらいたいものです。

 ふつう、劇場でも演芸場でも写真撮影は禁止されていますが、今回この公演の口上にかぎり写真撮影OK、どんどんSNSで広めてくださいとのこと。宝井琴調先生はこういうことにも気を使って下さるので嬉しいです。
 元歌手の逮捕直前のタクシー内での映像が流出して問題になっているとか。下に掲載する写真はそういう肖像権とかの問題とかありませんのでご安心を。(クリックすると大きな画像で見られます)

小南陵・玉秀斎襲名披露口上01


小南陵・玉秀斎襲名披露口上02


↑左より南陵、小南陵、玉秀斎

次回のTBS「ラジオ寄席」は三遊亭圓生師の特集2016年12月15日 07:20

 次回、TBS「ラジオ寄席」は三遊亭圓生の特集だと告知されています。

http://www.tbsradio.jp/100400

 演目は「八五郎出世(妾馬)」と「鼠穴」。持ちネタのひじょうに多かった圓生師のうちでも十八番の2席ですね。私はハガキで「お血脈」と「やかん泥」をリクエストしたのですが叶いませんでした。ともかくも放送を期待して待ちましょう。

昨日のTBS「ラジオ寄席」は三遊亭圓生の特集でした2016年12月19日 16:27

 昨日のTBS「ラジオ寄席」は待ちに待った三遊亭圓生の特集でした。
 1席目は「妾馬」。NHKでもないのになぜか放送の演題は「八五郎の出世」とアナウンスされました。1961(昭和36)年の高座だそうで、今まで私が持っていなかった初音源です。タイムは17分32秒。私の作成した圓生師の放送向け口演リスト→http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/ensho_kouen.htmのうちで1961年10月にTBSで収録された音源でタイムは18分とあり、これに間違いないでしょう。近々「妾馬」テイク16として、「落語はろー」のリストに追加します。
 2席目は「鼠穴」。「落語はろー」リストのテイク3で1968年3月15日にTBSラジオ「まわり舞台」で放送された音源。キングよりCDが発売されています。出囃子はカットされていました。放送タイムは26分18秒でCDは27分ですので、出囃子が無い事を考えるとほぼノーカットで放送されたのではないでしょうか。
 年末年始の「ラジオ寄席」ですが、12月29日(木)の18時からスペシャル番組が放送される予定。落語芸術協会の人気二ツ目のユニット「成金」のメンバーが集結するそうです。こちらも楽しみです。

23日にNHKラジオで「真冬の話術」放送2016年12月21日 00:41

 今年8月オリンピックの最中にNHKラジオで「真夏の話術」という番組が放送されましたが、好評だったようで、この冬再び「真冬の話術」とタイトルを変えて同様の番組が放送されます。

http://www4.nhk.or.jp/3rakugo/

 3分間のショート落語(または講談)で各々競おうというこの番組。出演メンバー9人のうち、柳亭こみちさんのみが夏の放送でも出演なさっていました。落語芸術協会の二ツ目ユニット「成金」からは3人も出演するとのことで人気の高さが伺えます。講談の好きな私にとって、講談師の方が2人出演なさるのも嬉しいです。(特に貞鏡さん)
 こういう番組をきっかけにして、NHKにはもっと演芸番組を増やして貰いたいものです。