【落語はろー・データ編】公開中(ここをクリック)

古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。

 
【演芸とりどり掲示板】(http://koudanroom.bbs.fc2.com/)

 

今月のNHK「ラジオ深夜便」話芸100選2016年11月04日 01:38

 今月のNHK「ラジオ深夜便」話芸100選は6日深夜と13日深夜の放送です。

6日深夜(日付は7日)午前1時台

「六尺棒」三遊亭兼好
「そば清」金原亭馬玉

13日深夜(日付は14日)午前1時台
「代書屋」金原亭馬治
「阿弥陀池」柳家さん助

また「上方落語を楽しむ」は18日深夜(日付は19日)午前1時台の放送。
 「竹の水仙」笑福亭鶴二

 楽しみに放送を待ちましょう。

Audible・五代目柳家小さん(東横落語会)データを調べる2016年11月11日 20:23

 以前、このブログでも紹介した様、Audibleというスマフォなどを対象としたweb配信サービスがあります(パソコンでは聴けない)。

https://www.audible.co.jp/

 落語はろー・データ編関連では五代目柳家小さん師の東横落語会での音源が今年4月から配信されていまして、その数は68席にも上ります。データについても気になるところですが、一部しか東横落語会の回数のデータが示されてなく、また既存発売の音源かどうかもわかりませんでした。そこで徹底的に調べてみました。
 結果を言いますと、全68席のうち、新音源が49席、既にCD等で発売されている音源が19席。以下のページにデータを纏めまいた。

http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/Audible.htm

 新音源49席のうち、回数及び公演日が(ほぼ)分かったのが39席。複数の候補日があって断定できなかったのが10席あります。このうち「ちりとてちん(6)」については、第14回の収録と示されていますが、そんな古い録音が含まれているわけは無く、これは1980年台初頭に開かれていた「若い東横落語の会」の1982年頃の口演の可能性あります。
 新しい音源が大量に発掘され嬉しい限りですが、データを気にするマニアとしては、公演日等が確定できないという事は悩ましい事でもあります。
 これらについては、落語はろー・データ編の方にはまだ結果を反映出来ていません。今月中には、五代目小さん師についてデータ更新をしたいと思います。

次回のTBS「ラジオ寄席」は古今亭志ん五師の特集2016年11月19日 00:59

 次回のTBS「ラジオ寄席」は古今亭志ん五師の特集です。師が亡くなったのは2010年9月で、今年は七回忌になります。早いものです。

http://www.tbsradio.jp/91576

 演目は「錦の袈裟」と「素人義太夫」。
 志ん五師と言えば、なんといっても与太郎噺。「錦の袈裟」は師の十八番と言えましょう。放送を楽しみに待ちましょう。

NHKラジオでの浪曲と落語2016年11月24日 23:10

 早いものでもうすぐ師走。今年も残り少なくなりました。
 毎週木曜日午前11時20分~50分にNHK-FMにて放送されている「浪曲十八番」で、12月は4週にわたり、昨年年末に亡くなった国本武春先生の特集がオンエアされます。

http://www4.nhk.or.jp/P328/

12月1日 紺屋高尾
12月8日 若き日の大浦兼武
12月15日 赤垣源蔵徳利の別れ
12月22日 英国密航

 また、月末にはNHKラジオ深夜便で以下の落語が放送される予定です。

11月30日(日付は12月1日) 1時台 桂枝太郎「竹の水仙」
 11月13日に陸前高田で収録

 さらにNHKラジオ深夜便では「名人芸を味わう」で12月に2週にわたり以下の放送があります。

12月4日(日付は5日)1時台 立川談志「芝浜(前編)」
12月11日(日付は12日)1時台 立川談志「芝浜(後編)」
 解説:立川志らく

 久々の「名人芸を味わう」の放送ですが、この程度の頻度の放送では少なすぎます。NHKには繰り返し、過去の名人の口演を放送するよう要望したいものです。

東京かわら版を12ヶ月分並べると2016年11月25日 17:16

 昨日、今年最後の演芸専門誌「東京かわら版」が無事我が家に届きまして、2016(平成28)年に発行された12冊が揃いました。その12冊を並べて、背表紙を見てみますと…(下の画像はクリックすると大きな写真で見られます)。

2016年度東京かわら版12ヶ月分


 なんと、下の方に猿が2匹駈けっこしているような絵が現れました。もちろん今年の干支の「猿」ですね。以前と比べ落語家さんなどによる会が頻繁に開かれるようになり、情報誌である「東京かわら版」の厚みも年々増しているように思います。背表紙のつく現在のようなスタイル(「無線綴じ」というらしい)になった4~5年前から継続的にその年の干支の動物が浮き上がるよう工夫されていまして、冊子の厚みが増したからできるちょっとしたお遊びと言えましょう。今や演芸ファンには必須ともいえる「東京かわら版」。末永く日本の演芸界の活力の源であって欲しいものです。

落語はろー・データ編のページを更新しました2016年11月26日 00:34

 落語はろー・データ編のページを更新しました。

http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/00_menu.htm

 今回は五代目小さん師を中心に、十代目馬生師、三代目金馬師、六代目柳橋師、六代目圓生師のページのデータを更新しています。詳しくは下記のページの2016.11.26の項を参照してください。

http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/00exp.htm

スカパー「寄席チャンネル」での五代目柳家小さん師の映像2016年11月28日 15:16

 先日更新した、五代目柳家小さん師リストで、スカパーで放送された「寄席チャンネル」での映像のデータが追加されています。
 「寄席チャンネル」で放送されているこの映像は1984年6月から85年12月の間に、日活撮影所の客無しのスタジオで収録されています。DVDの解説書によると、談志師の発案で、日活の映画監督で落語の評論などもする藤浦敦氏が撮影したもので、全部で80本のVTRが残されているとのこと。私が思うに「圓生百席」のコンセプトを基に、客のないスタジオで将来お手本となるような、キッチリした教科書的なものを映像版として後世に残したいため、これら口演が撮影されたのではないでしょうか。
 日活が所蔵していた映像を竹書房が買い取り、このうち20席が2002年にDVD化されました。後になぜか今度はコロムビアからさらにDVDとして2006年に22席が発売(竹書房版とのダブりはない)されています。また30年ほど前にビデオテープとして「唖の釣」「うどん屋」の2席が発売されています。(「うどん屋は後にDVD化もされている)。こうして全80席のうち43席が世に出ていたわけです。
 そして2年ほど前から、この映像はスカパーの「寄席チャンネル」で放映されるようになり、月2本ほどが1時間番組で放送されており(リピート放送も何回もある)、嬉しい事に今までにDVD等で販売されていなかった演目も含まれています。下記の演目は過去にDVD・ビデオテープで発売されていなかったもので22席あります。

穴泥
青菜
芋俵
馬の田楽
浮世根問
南瓜屋
首提灯
肥甕
三人旅
真田小僧
高砂や
ちりとてちん
千早振る
長者番付
提灯屋
出来心
天災
道灌
道具屋
夏泥
二人旅
ふだんの袴

 以上、私がチェック出来たもののみで、漏れがあるようでしたらご教示願います。
 DVD等で発売されたのが43席、「寄席チャンネル」で新たに放送された演目が22席で計65席、全部で80席分存在しているのですから、残りはあと15席ということになります。果たして以後の放送でこの15席でもってコンプリートすることはできるのか、楽しみなところです。
 一つ残念なことに、これら演目の正確な収録の年月日、または全演目名のデータが分かりません。映像を世にだすことはもちろん、詳しいデータも公表して頂きたいものです。