古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。 |
|
ドラえもんと藤子不二雄と落語 ― 2014年11月17日 05:10
数日前、ネットのニュースで漫画「ドラえもん」の単行本の新刊が8年ぶりに発売になると報道されました。私は小学3年の頃から中学1年の頃までドラえもんの熱烈なファンだった。ドラえもんのニュースが流れる度に当時のことを思い出します。
ドラえもんの連載が始まったのが昭和44(1969)年。当初ドラえもんは小学館の学年別の学習雑誌それぞれに掲載されていましたが、昭和52(1977)年に漫画雑誌「コロコロコミック」が創刊されます。学年別学習雑誌の漫画の部分を補完するような性格の雑誌でした。
小学4年生の時に私はこの雑誌の創刊号を購入しています。当初は季刊で年4回の発行でしたが間もなく隔月発売となり、さらにその後月刊となります。初期の頃は「藤子不二雄」に全力を入れており、創刊号は「ドラえもん200ページ」と銘打ち、分厚い雑誌の5分の2ほどが「ドラえもん」で埋め尽くされていました。創刊し立てでまだ知名度の無かったこの漫画雑誌を買ったのは多分クラスで私だけではなかったのでしょうか。クラス内の十人ほどに貸すことになり、私の元に戻ってきたときには「ボロボロコミック」となってしまった。コロコロはその後何度か性格を変え、今でもナントカという大ヒット漫画を連載しているそうですが、今ではその名前を知ろうとも思いません。
コロコロコミックを読むようになって私の「ドラえもん趣味」に火が付き、単行本を買い揃え、各学年の雑誌に掲載されているドラえもんを図書館で読み漁り、趣味は高じて、ノート1冊を使い五十音順にドラえもんの秘密道具の名と、その道具の登場する巻数・ページとを表形式で書き連ねたりしていました。あれれ? 今現在作成・公開している「落語はろーデータ編」と似ているというかソックリではないか。40年経ってもやっていることに進歩はないものだ。ドラえもんだけで飽き足りない私は藤子不二雄の別の漫画も買い揃えました。「オバケのQ太郎」「21エモン」「ウメ星デンカ」「キテレツ大百科」などなど。
中学1年生の時、学校での成績が大幅に落ちたことを機会に私の「ドラえもん」と「藤子不二雄」趣味は終わりを迎えます。単行本は13巻まで買いました。その後、第何巻まで刊行されたのだろう。今回発売される単行本は第何巻になるのだろう。ネットで調べればすぐに分かりますが敢えて調べません。
さて、このブログは「落語はろー」と称しています。ひとつ強引に落語と結び付けて、9月3日は六代目三遊亭圓生の誕生日そして命日。そして2112年にドラえもんが誕生する日でもあります。もちろん両者の事実(ドラえもんの誕生日は事実?)にはまったく関係なく、ドラえもんの場合は何かと「129.3」という数字にこだわる藤子不二雄の遊び心から定められたものです。
なんで落語の話題を取り扱うこのページで「ドラえもん」「藤子不二雄」の話題が出てくるかというと、藤子不二雄の漫画には、落語との関連を伺わせる場面が多々あることから。「ドラえもん」では「人間切断機」という回があってこれが、落語の「胴斬り」そのまま。オシッコの落ちまで落語のエピソードを流用しています。また「21エモン」「ウメ星デンカ」には「ゴンスケ」という田舎者丸出しで少々狡すっからいロボットのキャラクターが出てきますが、これももちろん落語の権助から。オバケのQ太郎では「上にドが付く小池さん」という回がありました。ラーメン大好きでお馴染みの小池さんの職業をあれこれ詮索する場面で、頭に「ド」の字が付く夜にする職業だとする場面があります(正解は動画製作会社の社員)。これはもちろん「道具屋」からです。
実は「藤子・F・不二雄」は落語の大ファンだったとか。先日放送された彼の生涯を振り返る番組で今も保存されている仕事場を撮した場面がありました。以下はそれをキャプチャした画像で、棚の一画に落語のカセットテープがずらりと並んでいます。(下画像をクリックすると大きな画像で見られます)
今、私はコミックには全く興味はないのですが、落語ファンになり、落語と藤子不二雄の関わりに気づき始めた頃からのささやかな「望み」があります。それは、膨大な藤子不二雄の漫画を読破し、落語が元ネタになった部分をすべて洗い出すこと。
それにはまずは「藤子・F・不二雄全集」を入手しなければなりません。実は今でも過去に親しんだ藤子不二雄の漫画をむしゃぶり付くようによみたいという欲求にたまに襲われます。今では新聞の4コマ漫画も読まなくなった私が、再びコミックを読む日はくるのでしょうか。
ドラえもんの連載が始まったのが昭和44(1969)年。当初ドラえもんは小学館の学年別の学習雑誌それぞれに掲載されていましたが、昭和52(1977)年に漫画雑誌「コロコロコミック」が創刊されます。学年別学習雑誌の漫画の部分を補完するような性格の雑誌でした。
小学4年生の時に私はこの雑誌の創刊号を購入しています。当初は季刊で年4回の発行でしたが間もなく隔月発売となり、さらにその後月刊となります。初期の頃は「藤子不二雄」に全力を入れており、創刊号は「ドラえもん200ページ」と銘打ち、分厚い雑誌の5分の2ほどが「ドラえもん」で埋め尽くされていました。創刊し立てでまだ知名度の無かったこの漫画雑誌を買ったのは多分クラスで私だけではなかったのでしょうか。クラス内の十人ほどに貸すことになり、私の元に戻ってきたときには「ボロボロコミック」となってしまった。コロコロはその後何度か性格を変え、今でもナントカという大ヒット漫画を連載しているそうですが、今ではその名前を知ろうとも思いません。
コロコロコミックを読むようになって私の「ドラえもん趣味」に火が付き、単行本を買い揃え、各学年の雑誌に掲載されているドラえもんを図書館で読み漁り、趣味は高じて、ノート1冊を使い五十音順にドラえもんの秘密道具の名と、その道具の登場する巻数・ページとを表形式で書き連ねたりしていました。あれれ? 今現在作成・公開している「落語はろーデータ編」と似ているというかソックリではないか。40年経ってもやっていることに進歩はないものだ。ドラえもんだけで飽き足りない私は藤子不二雄の別の漫画も買い揃えました。「オバケのQ太郎」「21エモン」「ウメ星デンカ」「キテレツ大百科」などなど。
中学1年生の時、学校での成績が大幅に落ちたことを機会に私の「ドラえもん」と「藤子不二雄」趣味は終わりを迎えます。単行本は13巻まで買いました。その後、第何巻まで刊行されたのだろう。今回発売される単行本は第何巻になるのだろう。ネットで調べればすぐに分かりますが敢えて調べません。
さて、このブログは「落語はろー」と称しています。ひとつ強引に落語と結び付けて、9月3日は六代目三遊亭圓生の誕生日そして命日。そして2112年にドラえもんが誕生する日でもあります。もちろん両者の事実(ドラえもんの誕生日は事実?)にはまったく関係なく、ドラえもんの場合は何かと「129.3」という数字にこだわる藤子不二雄の遊び心から定められたものです。
なんで落語の話題を取り扱うこのページで「ドラえもん」「藤子不二雄」の話題が出てくるかというと、藤子不二雄の漫画には、落語との関連を伺わせる場面が多々あることから。「ドラえもん」では「人間切断機」という回があってこれが、落語の「胴斬り」そのまま。オシッコの落ちまで落語のエピソードを流用しています。また「21エモン」「ウメ星デンカ」には「ゴンスケ」という田舎者丸出しで少々狡すっからいロボットのキャラクターが出てきますが、これももちろん落語の権助から。オバケのQ太郎では「上にドが付く小池さん」という回がありました。ラーメン大好きでお馴染みの小池さんの職業をあれこれ詮索する場面で、頭に「ド」の字が付く夜にする職業だとする場面があります(正解は動画製作会社の社員)。これはもちろん「道具屋」からです。
実は「藤子・F・不二雄」は落語の大ファンだったとか。先日放送された彼の生涯を振り返る番組で今も保存されている仕事場を撮した場面がありました。以下はそれをキャプチャした画像で、棚の一画に落語のカセットテープがずらりと並んでいます。(下画像をクリックすると大きな画像で見られます)
今、私はコミックには全く興味はないのですが、落語ファンになり、落語と藤子不二雄の関わりに気づき始めた頃からのささやかな「望み」があります。それは、膨大な藤子不二雄の漫画を読破し、落語が元ネタになった部分をすべて洗い出すこと。
それにはまずは「藤子・F・不二雄全集」を入手しなければなりません。実は今でも過去に親しんだ藤子不二雄の漫画をむしゃぶり付くようによみたいという欲求にたまに襲われます。今では新聞の4コマ漫画も読まなくなった私が、再びコミックを読む日はくるのでしょうか。
コメント
_ ガーゴイル ― 2020年12月14日 11:50
藤子不二雄で有名な小池さんは本当は店の食べ物を評価する存在。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://mirach.asablo.jp/blog/2014/11/17/7493319/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。