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「志ん朝 東宝」のCDセットが発売されました2016年04月13日 23:57

 本日、ソニー・ミュージックより「志ん朝 東宝」CDセットが発売され、我が家にも届きました。アマゾンで購入する方も多いでしょうが、アマゾンは日本で法人税を払っていないという話があるので、私は落語CDについてなるべく西新宿にあるミュージック・テイトが運営する通販サイト「落語くらぶ」で購入するようにしています。ソニー・ミュージックがこのCDセットの発売を発表したのは半年前の昨年10月のこと。以後宣伝にも力を入れてきて、まさに満を持しての発売と言えましょう。
 いつものようにA4サイズのものがデンと届くのかと思いきや箱は小さい。A4サイズの半分ほどの大きさでこれまでのCDセットに比べ随分とコンパクトです。解説の冊子も今までのものに比べかなり簡素です。私としては置くスペースの問題もありますしこれで十分、というかこれまでのものが無駄に大きかったと思います。
 肝心の収録内容ですが、東宝演芸場で収録したものが20席。日比谷芸術座で収録したものが15席。同じ「東宝名人会」という名を使っていても第904回(1980年8月31日)までの東宝演芸場での興行は毎日開かれる寄席の定席、905回(1980年10月16日)以降の日比谷芸術座での興行は月1回開催されるホール落語で、形態はまったく違います。ホール落語での志ん朝師の音源はすでに多く発売されていますから、コレクターとしてより欲しいのはやはり寄席の定席である東宝演芸場での音源ではないでしょうか。その時勝負の寄席よりも事前にネタ出しして演じるホール落語の方が、一般に完成度は高いし尺も長いでしょうが、コレクター度が高まると不完全で短いものの方を喜んでしまったりする。マニアなんてのは変な生き物です。
 志ん朝師の生前は、師のCDと言えばソニーの三百人劇場で収録した20枚くらいでしたが、この数年CD・DVDセットが毎年のように発売されて随分と数も増えました。やはり志ん朝のCD・DVDを出せば売れるのでメーカーとしても埋もれている音源・映像の発掘・商品化に躍起になるのでしょう。亡くなってから15年。師のCD・DVDがこれからも発売され続けていくことを願います。

志ん朝 東宝01


↑化粧箱はA4の半分ほどのサイズで今までのものと比べるとコンパクト。

志ん朝 東宝02


↑CDは2枚ずつ重なる形で収納されている。

志ん朝 東宝03


↑解説書。全40ページ。これもコンパクト。

志ん朝 東宝04


↑先着購入特典の「ネタ帳」

志ん朝 東宝05


↑「落語くらぶ」で購入すると、来福レーベル特製のこのような志ん朝師のクリアファイルが。ちょっと得した気分。