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日曜日の「ラジオ寄席」は古今亭右朝の特集でした2015年03月18日 12:52

 日曜日のTBS「ラジオ寄席」は古今亭右朝の特集でした。右朝師は1948(昭和23)年の生まれで、1975(昭和50)年、27歳の時に志ん朝師に入門。入門は遅かったのですね。1988(昭和63)年に真打昇進して、2001(平成13)年4月に逝去。真打として活躍されたのはわずか13年間ということになります。活躍された期間に比して印象が強いのは、やはり若手とは思えない噺の達者さ故でしょうか。今から20年ほど前、スカパーで「右朝の落語定席」という全76回の番組が放送されまして、映像でも右朝師の高座を存分に楽しむことができます。私もこれを機会に見直してみようか。
 ということで今回放送されたのは「権助魚」と「粗忽の使者」。前者は1989年の音源だそうですからまだ真打に成りたての頃でタイムは14分42秒。内容から「爛漫ラジオ寄席」の公開録音の音だと分かります。「粗忽の使者」は1991年の音源でタイムは30分15秒とこの番組にしては長めでたっぷり楽しめました。昨年、今年とこの「なつかしの名人」で右朝師の音源がかかりましたが、このまま圓生・文楽のようなレギュラーになるのでしょうか。活躍された期間が短かったので、放送局に残された音源の数はあまり多くないように思うのですがどうでしょう。
 さて、今回の放送で今季の「なつかしの名人」の放送は終わりで、「ラジオ寄席」は公開録音の放送を2回残すのみ。つくづく、この番組が半期しか放送されないのを惜しく思います。私がどこかの企業の社長なら、社長の鶴の一声でこの番組の夏半期のスポンサーになってポンと数百万でも出すところなのですが、残念ながらそんな才覚のある人間ではありません。暑い夏を乗りきって、また涼しさを実感できる季節になるまで待つしかないのでしょう。

コメント

_ たろー ― 2015年03月22日 13:38

右朝さんの特集しっかりと聞きました。
しっかりとした語り口で良かったです。
webでみる師匠の姿は清潔感あって男前だったんだなあ。

ラジオ寄席今シーズンは2度公開録音の参加させていただきました。
つぎは9月下旬。
野球ファンにはもうしわけありませんんが、TBSだけテレビ中継だけにしていただきたいとわがままなことを思います。

_ はろー ― 2015年03月23日 22:30

 右朝さんは、師匠の志ん朝師ゆずりの、正統派できっちりした芸が
身上でしたね。まだまだ活躍して欲しかったのに若くして亡くなって
しまいました。返す返す残念です。
 テレビもラジオも以前ほどにはプロ野球に、力は入れていないようです。
ならば、夜にじっくり落語を聴かせてくれる番組をどこかでやってくれないかと、密かに期待しているのですが・・・。

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