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古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。

 
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春風亭昇太、「軍師官兵衛」に出演2014年12月07日 22:15

 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で、春風亭小朝が明智光秀という大きな役で出演していたのは記憶に新しいところですが(ちなみに私は全く見ていない)、今度は春風亭昇太が黒田長政の家臣(毛屋主水)の役として出演しました。といっても出てくるのはちょっと。関ヶ原の合戦のシーンで長政の使者として、家康の前で敵方の兵数を報告するという役です。トレードマークの眼鏡を外し、付けヒゲをしていたので見た目では分かりませんが、声を聴くとやっぱり昇太ですね(下画像をクリックすると大きな画像で見られます)。
 ちなみに、昇太は来年の大河ドラマ「花燃ゆ」の第4話でも、チョイ役で出演するそうです。期待して(?)待ちましょう。

軍師官兵衛・春風亭昇太出演(0)


軍師官兵衛・春風亭昇太出演(1)


軍師官兵衛・春風亭昇太出演(2)

TBS「ラジオ寄席」は開票速報のため休止2014年12月11日 23:22

 今度の日曜日(14日)のTBS「ラジオ寄席」は選挙の開票速報のため、番組は休止となります。ただし地方では放送するところもあるようでして、TBC東北放送は5分繰り下げて20時05分からの放送、IBC岩手放送・ABS秋田放送では1時間繰り上げて19時からのオンエアとなります。もちろん、ラジコ・プレミアムを使えばエリア以外の方でも簡単に聴けます。TBSラジオで今回休止となった分は、後日スペシャルとして放送される可能性もあります。皆さまはどうされますでしょう。

谷中・玉林寺、正岡容の墓参り2014年12月12日 14:34

 昭和の落語史を語る上で欠かすことのできない人物として正岡容がいます。桂米朝や小沢昭一などの師であったことは落語・演芸ファンには良く知られているところです。演芸評論家として何かと安藤鶴夫と比較されますが、新聞記者出身で権威主義的なアンツル先生よりも無頼漢で破滅型の正岡容の方に、私はどうしても親しみを覚えてしまいます。
 明治37(1904)年、東京神田の生まれ。6歳の時に正岡家の養子となりその後、家督を継ぎますが、失恋が原因で大阪へ。噺家を志して大阪へ戻っていた三代目三遊亭圓馬の元へ。圓馬の紹介があって結婚もし、大阪市内に居を構え、その後昭和6年には東京へ戻ります。小説だけではなく、随筆・落語や浪曲の台本にも取り組む多才な人でした。芸人ではないのですが、なぜかSPレコードにも音源を残しており、その数は十枚ほどになります。「JO変形」などという漫談スタイルの珍品を聴いたことのある方もいらっしゃるでしょう。桂米朝にプロの落語家になるよう勧めたのがこの正岡容であったことも良く知られたことで、もし正岡と米朝の繋がりがなかったら今の上方落語は全く違ったものになっていた、あるいは存在さえしてなかったかも知れません。
 彼の酒癖の悪さは有名で、昭和の初めの頃、SPレコードが売れるようになり人気が出始めた三代目三遊亭金馬の四谷の家に数か月の間、居候をしていたことがあります。古今亭志ん生の著書によると、年中酒ばかり飲んでいて、酒があれば機嫌は良いが酒がなくなると家の主人に文句を並べたてる“とんでもない”居候だったと記述してあります。あの志ん生をして“とんでもない”などと言われてしまうとは、なんともはや。
 正岡容のエピソードは数多くあるのですが、それはまた機会がありましたら。彼が亡くなったのは昭和33(1958)年12月7日、享年54歳。長いとはいえない人生でしたが、彼が落語・浪曲などの演芸の世界に残した遺産は莫大なものでした。
 ということで、先週の土曜日(6日)命日の前日に墓詣りにいきました。ネットで調べると正岡家の菩提寺は、台東区谷中にある玉林寺だとのこと。初冬の良く晴れた日、千代田線根津駅で下車。言問通りを東に歩き5分ほどの道が上り坂になり始めた所に曹洞宗の寺、玉林寺はありました。
 最近は谷中の寺々も人気の観光スポットのようで、東洋・西洋の外国人観光客の姿も見かけます。境内右手にはこの寺とどういう縁があるのだか、雄々しき姿の千代の富士の像があります。しばらく境内をウロウロしていると、参道を通って寺内へ入って来る宅配ピザ屋のバイク。庫裡の前で止まり呼び鈴を鳴らします。今時ならばお寺の方ももちろんピザも召し上がるのでしょうが、谷中の由緒あるお寺でなんだかちょっと面白い光景だなぁと思ってしまいました。
 本堂正面左側には正岡容の句碑「おもい皆叶ふ春の灯点りけり」が建ちますが、昭和46年の命日に、彼をこよなく愛した人々によってこの句碑の除幕がなされました(下画像をクリックすると大きな画像で見られます)。

谷中玉林寺・正岡容句碑


 さて、墓参りです。句碑のある場所から本堂左側を進み、少し歩くと両側に地蔵の石仏がならぶ石段があります。これを上って右へ。すぐ左に曲がって右手の所に目指す墓はありました(下画像をクリックすると大きな画像で見られます)。

谷中玉林寺・正岡容の墓(1)
 墓石正面に「正岡累代墓」、右側面に「元治元年三月廿八日」と刻まれています。元治元年は西暦でいうと1864年。この前日の元治元年3月27日は水戸天狗党が筑波山で挙兵した日です。正面右側に「嘯風院文彩容居士 昭和三十三年十二月七日 俗名 正岡容 行年五十四才」の文字が読み取れます(下画像をクリックすると大きな画像で見られます)。

谷中玉林寺・正岡容の墓(2)


 戒名の「嘯」という字は見慣れない文字ですが、ネットで調べると「うそぶく」「口笛を吹く」の意があるそうです。文筆業を卑下して「うそぶく」としたのか、「口笛を吹く」とは彼の精神的な柔らかさを示したものなのか、漢字に無知な私には分かりません。「文」を「彩」るというのは、なかなか良い語感に思えます。五十四才という若さで亡くなり、まさに駆け抜けるような人生でした。まさに「文」を「彩」り、一方で酒におぼれ、一方で皆に愛され、そんな彼が遺した足跡はこれからも演芸界の礎となることでしょう。

 玉林寺には、とある有名な(「名人」とはちょっと言えないか)落語家の墓があります。そちらもお参りしてきましたが、命日の頃にまた記すことにします。

本日のラジオ寄席は一部地方局でのみ放送2014年12月14日 23:00

 本日のTBS「ラジオ寄席」は、選挙特番のため休止でしたが、一部の地方局では「裏送り」として放送されました。私はラジコ・プレミアムを使い「IBC岩手放送」の音で聴きました。放送時間は1時間繰り上がって夜7時から。通常より1時間早く聴けてなんだか得をした気分です。内容は「懐かしの名人芸」で八代目桂文楽の特集でして、大変珍しいことに「馬のす」「松山鏡」「明烏」の3席がかかりました。先代文楽は噺を徹底的に刈り込む事で有名な落語家なので、このようなことが出来たのでしょう。
 1席目「馬のす」は「落語はろー・データ編」リストのテイク8。1980年代にTBSラジオ「早起き名人会」でオンエアされた事はありますが、CD・レコードにはなっていない音源です。放送タイムは9分50秒。私の所持していた音源は10分9秒。最初の方だけ聴き比べてみたところ、「変わって落語の方でございまして」と「ここから汗をタラタラ垂らして」の2か所のカットを取りあえず確認しました。全部は比較してないのですが、カットはそれほどなかった模様です。あとの2席はCD発売されている音源ですので、出来る事ならこの「馬のす」のみはノーカットで放送して頂ければ、より良かったのですが。
 2席目「松山鏡」はテイク4。小学館から発売されているCD全集に収められている音です。放送タイムは12分15秒。CDのタイムは13分32秒。マクラの「支那の原本」の部分がカットされていることを確認しました。
 3席目「明烏」はテイク10。これも小学館のCD全集の音と同一です。放送タイムは22分40秒。CDのタイムは23分30秒。出囃子部分の他、いくつかカットがあったものと思われます。
 TBSラジオでは今回は放送されませんでしたが、スペシャル番組としてオンエアされることも十分予想されます。特に年末年始はその可能性が高いので、「ラジオ寄席」のサイトは細かくチェックするよう努めましょう。

次回の「ラジオ寄席」は三遊亭圓生の特集2014年12月19日 06:26

 次回とその次の回のラジオ寄席の内容が、TBSラジオのサイトで告知されています。

http://www.tbs.co.jp/radio/format/yose.html

 21日(日)は三遊亭圓生の特集、28日(日)は十代目金原亭馬生の特集だとのこと。圓生の特集では「胆つぶし」と「御神酒徳利」が放送予定です。「御神酒徳利」はふつうに演じて45分ほどかかる噺です。私の作成した「圓生・放送用口演リスト」→http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/ensho_kouen.htm によると、1954年、1956年、1959年、1960年にTBSラジオで収録した記録があり、タイムは26~29分です。おそらくこのいずれかがオンエアされるのではないでしょうか。サゲまで演じない短縮バージョンだと思われ、私の所持していない音源の可能性が高いです。期待して待ちましょう。28日の十代目馬生の特集については、また来週記します。

今回の「ラジオ寄席」は三遊亭圓生の特集でした2014年12月22日 05:30

 今回のTBS「ラジオ寄席」は三遊亭圓生の特集でした。
 1席目は「胆つぶし」。「落語はろー・データ編」のテイク5で、1958.11.22にTBSラジオ(当時はKRラジオ)で放送された音源です。テイチクからCDが発売されていましたが現在は廃盤。今回の放送タイムは16分42秒、CDのタイムは17分19秒ですので30秒ちょっとのカットがあった模様です。
 2席目は「御神酒徳利」。圓生の十八番ですね。長い噺を放送枠(30分弱)に合わせなければならないということで神奈川宿の箇所で切っていました。喋り口調も間を詰め早口のように感じました。私の所持していなかった音源で、放送では1959(昭和34)年の録音とアナウンスされました。私の作成した「圓生・放送用口演リスト」→http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/ensho_kouen.htm によると、1959年1月に「御神酒徳利」を録音したとの記録があります。おそらくこの翌月くらいにオンエアされたのではないでしょうか。今回の放送タイムは27分34秒。先のリストには当時の収録タイムは29分とされていますので、これが正しいとすれば1~2分ほどのカットがあったと推測されます。
 次回は十代目金原亭馬生の特集。そして年末年始は「懐かしの名人」のスペシャル放送はあるのでしょうか。

五代目古今亭今輔の墓参りにゆく2014年12月23日 14:58

 五代目古今亭今輔が亡くなったのは1976(昭和51)年12月10日。先々週が命日でした。落語ファンならご存知のよう、先代今輔師といえば新作落語、そしてお婆さん落語。古典落語こそが「正統」な落語とするような落語ファンからの評価はあまり高くないようです。正直言いまして私もその考えに近く、たまに師の音源を聴きかえすことがありますが、中途半端な古臭さを感じてしまいます。古典落語には、時代を生き抜いてきた「力」というものがあるのですが、一世代・二世代前の新作落語にはなかなかそういう価値は見出せません。新作落語を演じる方で、高齢のお客の多い寄席で、客に受けやすい作品があるとそればかり演じる方がおられますが、それでは新しい世代のお客を開拓できないし、むしろ敬遠されてしまいます。新作落語を演るならば、古い物を大胆に捨てるという覚悟が必要なように思うのです。新作落語について思う事はまた後日、記します。
 いうことで命日からは少々遅れましたが、今月13日、とある落語家さんの会へ向かう前に先代今輔師の墓参りにゆくことにします。墓所は、新宿区の顕性寺(けんしょうじ)。真言宗のお寺です。「顕」の字は正確には旧字体で「顯」と書きます。「日」の下に「幺」を二つ、さらにその下に「れんが」、難しい字です。ネットで寺の場所はすぐに分かりましたが、寺の墓地のどこに目的の墓があるのかは分かりません。グーグルアースで見ると、顕性寺の墓地はごく狭いので現地へ赴いて適当に探せばなんとかなるだろう。いつものようにお気楽な気持ちで墓参りに向かいます。
 丸ノ内線の四谷三丁目で下車。駅出口を出て、細い路地を南に向かいます。この付近は「左門町」。そう、お岩稲荷がある町ですね。(以下の画像はクリックすると大きな画像でみられます)

四谷・左門町


 一直線の路地をしばらく進むと、右手に「於岩稲荷田宮神社」があり、「日本講談協会」の奉納した幟が鳥居横に立ちます。玉垣には「中村勘三郎」「一龍斎貞山」の名が。もちろん十七代目と七代目でしょう。

四谷・ 於岩稲荷田宮神社


 この稲荷の斜め向かいに、なぜかもう一軒「お岩稲荷」があり、こちらは陽運寺という日蓮宗の寺。祟りを畏れて参るはずの稲荷が、なぜか縁結びの神様の社になっていました。

四谷・お岩稲荷陽運寺


 この通りをさらに1分ほど歩いた突き当りが、目的の「顕性寺」。2階建ての本堂の右側手前に4階建てのマンションが建ちます。おそらくこの寺の持ち物で、墓地も狭い都心の寺では税金がかからないとは言え、経営は難しいのでしょう。

五代目古今亭今輔の墓のある新宿区・顕性寺


 本堂左手から墓地に入り、適当に墓石に刻まれた名を見てまわると、すぐに「鈴木家之墓」は見つかりました。が、「鈴木」といえば、その数では日本で1,2を争うありふれた苗字ですから、ここが目的の墓とは限りません。墓石の背後の卒塔婆を覗くと「六代目古今亭今輔」「桂歌丸」の文字が見えまして、確定できました。

五代目古今亭今輔の墓(1)


五代目古今亭今輔の墓(2)卒塔婆


 3日前が命日ですので、花もまだみずみずしいまま。グレー系御影石の墓石の状態からしてこの墓は建ってからまだそれ程経過していないようです。おそらく先代今輔が亡くなった際に建てられた墓ではないでしょうか。卒塔婆を見ると「顕照院綜藝悟道居士」という文字が読み取れますが、これが師の戒名でしょう。
 意欲的に新しい作品を作り続けてきた先代今輔。まさに新作落語に捧げた生涯と言って良いでしょう。師の活躍した時代とは違い、残念ながら、今の新作落語は高齢の方々から若い世代まで幅広く支持されているとは言えません。この墓の中で現在の、そしてこれからの新作落語をどのように見つめているのでしょうか。

北陸新幹線開業と志の輔師匠2014年12月26日 11:52

 落語マニア(正確にいえば「落語音源収集マニア」)を自任する私ですが、実は並の程度の鉄道ファンでもあります。国鉄時代の古き良き鉄道は大いに好むのですが、JRになってからの鉄道には興味はかなり薄れました。総武線の101系と103系の区別は容易につくが、E209系とE231系の区別は全くつかない、と言っても鉄道ファン以外には分かりませんね。
 さて、本題で今年も残り少なくなりました。ここ数年の志の輔師の年末年始は、12月31日に横浜にぎわい座でカウントダウン公演、明けて1月3日に富山の「てるてる亭」に出演し、5日からはお馴染みの渋谷PARCO劇場での約1ヶ月にわたる新春ロングラン公演というのがお決まりのパターンになっています。
 ここで問題なのが3日の富山公演を終えてからの東京への移動。無事に東京へ戻れないと大切なロングラン公演の初日に穴を開けてる事になってしまう。しかしなにしろ積雪期の富山ですから大雪や吹雪になることもあります。移動はたいてい飛行機なのですがこの飛行機がちゃんと飛ぶかいつも気を揉むところで、師やスタッフは天気予報のチェックが欠かせないとの事です。もちろん鉄道もありますが、越後湯沢からの在来線は飛行機以上に雪や風に弱く、途中で缶詰状態になったらもうなす手立てがありません。
 毎冬こんな問題を抱えてきたのですが、こんな悩みも今度の年末年始で最後になりそうです。もうお分かりのよう、来年3月には北陸新幹線が金沢まで開業し、東京から富山まで2時間ちょっとで移動できるようになります。上越・東北新幹線で実証されているよう新幹線は雪にも強く、豪雪時でもたいてい定時に運行されます。もうこれで飛行機を利用する必要もなく、志の輔師やスタッフの皆さんも安心して年末年始を迎えられるようになるでしょう。
 昔ながらの情緒を奪ってしまった新幹線は、落語を好むような方々には何かと不評かも知れませんが、新しい物が出来てこそ昔ながらの物が映えるという事もあります。新幹線や飛行機があるからこそ、交通手段と言えば徒歩か駕籠か馬くらいしかなかった過去の時代を味わい深く思う事が出来るのです。
 北陸新幹線開業前の最後の冬、志の輔師にとってどのような年末年始になるのでしょう。

年末年始のラジオ・テレビ2014年12月27日 00:12

 TBSテレビの「落語研究会」の聴き手が長岡杏子アナから外山惠理アナへとバトンタッチするとのこと。ネットでは10月くらいからそういう情報が流れていました。どこでこの情報を仕入れたのでしょう?
 さて、年末年始のラジオ・テレビですが「正月は日本人らしく落語などの演芸を」という風習はまだ辛うじて残っているらしく、特番がいくつか放送されます。「東京かわら版」からピックアップしてみます。

★ラジオ
●TBS「ラジオ寄席・新春スペシャル」1月1日・18:00~19:00
初笑い大喜利大会ほか
出演:桂やまと、柳家小蝠、金原亭馬吉、三笑亭可女次、ねづっち(Wコロン)
●NHK「ラジオ深夜便」1月1日~4日・25:00~26:00
1月1日深夜
<新作落語を楽しむ(1)>
「桃太郎後日譚」春風亭百栄
「復讐おんな」立川談笑
1月2日深夜
<上方落語を楽しむ>
「くっしゃみ講釈」桂吉朝
1月3日深夜
<新作落語を楽しむ(2)>
「だまされたふり作戦」古今亭今輔
「身体をお大事に」桂米丸
1月4日深夜
<新作落語を楽しむ(3)>
「金満家族」昔昔亭桃太郎

★テレビ
●日テレ「笑点!お正月だよ!大喜利祭り」1月1日・16:00~18:00
●テレ東「新春!お笑い名人寄席」1月2日・13:30~16:30
●NHK総合「初笑い東西寄席2015」1月3日・12:15~16:00
●フジ「東京落語歩き」1月4日・8:55~9:55
●千葉テレビ「新春浅草お茶の間寄席」1月1日・12:00~12:55
●BSフジ「落語小僧スペシャル」1月1日・12:00~13:55
●BS-TBS「BS新春落語研究会」1月1日~3日・早朝3:00~5:00
1日 小三治「やかんなめ」、市馬「薮医者」、正蔵「松山鏡」、雲助「お初徳兵衛」
2日 権太楼「うどんや」、小満ん「悋気の火の玉」、一朝「包丁」
3日 扇辰「甲府い」、志ん輔「夕立勘五郎」、さん喬「たちきり」

 有料放送のCSは省略しました。TBS「ラジオ寄席」のスペシャルは1月1日の放送のみ。「懐かしの名人」の放送を期待したのですが、大喜利の特番との事。古典落語をじっくり聴きたいという需要が少ないのは分かりますが残念です。漏らした情報がありましたら、お寄せ下さい。
 

本日のTBS「ラジオ寄席」は十代目金原亭馬生の特集でした2014年12月28日 22:02

 本日のTBS「ラジオ寄席」は「懐かしの名人」で十代目金原亭馬生の特集でした。
 1席目は「首ったけ」。「落語はろー・データ編」リストのテイク2で1968年9月27日に、TBSラジオ「まわり舞台」で放送された音です。ソニーミュージックから発売されているDVD+CD全集と小学館「昭和の名人」からCDとして発売されている音と同じです。放送タイムは19分40秒、CDのタイムは25分22秒ですので、5分強のカットがあった模様。
 2席目は年末にふさわしい演目で「芝浜」。リストのテイク3で、1966年TBSラジオ「まわり舞台」にて放送された音源。これもソニーミュージックから発売されているDVD+CD全集にてCDで発売されています。放送タイムは24分31秒、CDのタイムは25分43秒ですので、1分と少々カットがあった模様です。
 残念ながらこの年末年始は「懐かしの名人」のスペシャル番組はありません。年末年始でなくともイレギュラーにスペシャルがある可能性もありますので、これからも細かくチェックするように努めましょう。