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国立演芸場の展示室2013年11月14日 09:34

 先日ある落語家さんがお目当てで久々に国立演芸場へと赴きました。演芸場1階のロビーの奥には5メートル四方程度の小さな展示室があり、公演後に覗いてみたのですが、落語ファンでも滅多にお目にかかれないような注目すべき物も結構あります。

国立演芸場01

 この中で私がもっとも興味をそそられたのは圓生の「口演記録ノート」です。圓生がTBSやNHKなど放送のために口演した演目の記録が表形式で記されています。どの演目をいつ演じたか一目で分かるようになっており、放送用の演目を選ぶ際に参考にしたのでしょう。B5のノートに、五十音順に並んだ演目、演じた年と月(残念ながら“日”までは記されてません)、長さ(分)、放送局と、いかにも圓生らしく几帳面に書かれています。(下写真をクリックすると大きな画像で見られます)。

国立演芸場02

国立演芸場03

 もちろんガラスケースの中ですのでめくってみることなど出来ませんが、誰よりも圓生を敬慕する私としては是非このノートの全容が知りたい! 係員の方に尋ねたところ、この展示が24日まででそれ以後なら閲覧室で見せて頂けるとのことで、もちろんお願いしました。もし許しがあれば、このデータも「落語はろー」中で公開したいななんて思っています。

 その他、面白いと思ったのは八代目林家正蔵の「誓言」。五代目柳家小さんの襲名争いに敗れた五代目蝶花楼馬楽は、そのかわりに空いていた「正蔵」の名跡を一代限りの条件で海老名家より借り受けたことは良く知られたことですが、その際記した「誓約書」が展示されています(下写真をクリックすると大きな画像で見られます)。

国立演芸場04

 以上、展示は今月24日までで(ただし21日は休館)、開館時間は午前10時から午後5時までです。もちろん入館無料で演芸場のチケットが無くても入れますので、興味がある方はどうぞ。

コメント

_ snob ― 2013年11月16日 02:22

>ノートの全容
楽しみに待っています。って、自分も見せてもらおうかな

_ はろー ― 2013年11月17日 00:11

圓生ファンとしてはお宝といえるノートでしょう。展示終了後は、図書閲覧室で見せてもらえるそうです。

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