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「落語研究会・桂枝雀全集」DVD発売2013年09月25日 23:46

 本日「落語研究会・桂枝雀全集」DVD8枚組が発売になりまして早速入手しました。パッケージを開いてまず気づいたことは、発売元が「ユニバーサルミュージック」になっていること。今までは上方の師匠の音源・映像の発売はEMI(東芝EMI)がほぼ独占していたのですが、昨年10月にEMIはユニバーサルミュージックに吸収合併されたとのことで、伝統ある社名は消えました。
 DVD鑑賞はまた後日ということにして、今日はとりあえずデータのチェックだけします。枝雀師は1980年から1997年の間に1年に1度ほどのペースで落語研究会に出演し、出演回数は計22回となります。今回のDVD全集はそのうちから1984年以降に演じられた17高座がすべて収録されており、「寝床」について1986年の分と1992年の分、「高津の富」は1987年の分と1996年の分、それぞれ2席を視聴出来ます。
 爆笑派として名の通る枝雀師ですが、私には心の病に冒された晩年の方が気にかかります。今回収録された映像のうち、最後の高座は1997年12月26日の「天神山」。翌月の1998年1月14日の高松での高座が、公式には最後の高座となっているそうで、まさに枝雀師の最末期の姿です。演者の「心の病」に目を向けるなんて落語を鑑賞する者として邪道なのでしょうが。
 これで「落語研究会」にある程度の回数出演された「大物」のうちでDVD化されていないのは米朝師だけですが、今後発売する計画はあるのか興味深い所です。
 なお、枝雀師に関しては、熱心なファンの方による大変詳しいサイトが既にあるので、私としては「落語はろー・データ編」の対象にする予定はありません。

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