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三遊亭圓歌師匠亡くなる2017年04月25日 22:05

 23日、三遊亭圓歌師匠が88歳でお亡くなりになりました。まさに「爆笑派」の代表格であり、この師匠が寄席に出れば客席は間違いなく笑いの渦に包まれました。こむつかしさを要しない「大衆芸能」としての「落語」をそのまま表出したような方だったのではないでしょうか。新作で名を成したのはもちろんのですが、古典落語でも「品川心中」で情死に巻き込まれる間抜けな男のとぼけぶりなども実に面白かったものです。心よりご冥福をお祈りいたします。

 さて、追悼番組ですが、NHK「日本の話芸」で30日(日)午後2時からのレギュラーの時間帯に師のオハコ中のオハコ「中沢家の人々」が放送されます。

http://www4.nhk.or.jp/P659/

また、前日の29日(土)午前4時30分から総合テレビでも同プログラムの放送があります。また元々30日に放送予定だった神田陽子先生の講談は5月1日にシフトしますのでご注意を。
 オンエアされる「中沢家の人々」は2013年1月に東京落語会で収録されたものだそうですが、お年寄りをコミカルに描くこの作品を演じる圓歌師自体が80歳を越した高齢者になってしまい、面白いとは言え一抹の寂しさも感じたのも事実です。放送するなら、今から30年から40年ほど前の、まだ元気いっぱいの頃の師の姿を見たいと思うのですが、NHKにはそのような映像は残っていないのでしょうか。それともで最近の東京落語会の映像でなければならないという決まりでもあるのでしょうか。
 ともかくも放送を見ながら、長く我々を楽しませてくれた師を偲びたいと思います。

コメント

_ たろー ― 2017年04月28日 17:30

お弟子さんの四代目三遊亭歌奴師匠の落語会に行くチケットの算段をしているところに訃報があり驚きました。
子供のころの記憶ではすでに噺家のスターでした。
直前まで食事も普通に取られていたと記事で知りました。

御冥福を祈ります。

_ はろー ― 2017年04月29日 19:23

圓歌師匠には個性的なお弟子さんが揃っていますね。女性真打第一号を育て上げたのも圓歌師匠でした。師の新しいものを造り上げようという意欲は、これからの落語界にも引き継がれてほしいものです。

_ たろー ― 2017年06月03日 09:56

4代目 三遊亭 歌奴師匠の落語会(足立区で開催)にいって参りました。
「佐野山」と「子は鎹」の二席。
声に艶があり良い噺家さんだとかんじました。
マクラで少しだけ圓歌師匠のことにふれました。

_ はろー ― 2017年06月04日 04:52

歌奴師匠は私も好きな噺家さんです。語り口は明瞭で「生きのいい噺家」という感じがします。とある方から聞いた話で、歌奴師匠はクルマの運転が好きで、九州への仕事でも自分でドライブして行ってしまうとか。

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