古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。 |
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来年度のNHK番組編成公表される ― 2014年03月08日 00:18
年度末も近づき、4月からのテレビやラジオの番組がどう変わるのか、落語ファンでなくとも気になるところです。NHKの平成26年度(前半)の番組編成の概要が公表されました。(以下のURLはリンク。PDFファイルです)
http://www9.nhk.or.jp/pr/keiei/hensei/pdf/26jikokuhyo-kokunai.pdf
NHKの番組で、落語ファンのチェックの対象になるのは「日本の話芸」「演芸図鑑」「真打競演」ですがどれも放送曜日も時間も変わらず。またもや、過去の名人落語家の音源を流す放送の復活はならないようです。今やマイナーな娯楽となってしまった落語ではありますが、それでもファンは全国に数十万人といるでしょう。NHKはもう少し積極的になってもいいと思うのですが、やはり玉置問題が尾を引いているのか。あるいは、演芸番組全般が減ってしまい、局内に落語に理解のある人材がいないのでしょうか。NHKに残された膨大な落語音源と映像はこのままブラックボックスのなかに閉じ込められてしまうのか、気がかりなところです。
http://www9.nhk.or.jp/pr/keiei/hensei/pdf/26jikokuhyo-kokunai.pdf
NHKの番組で、落語ファンのチェックの対象になるのは「日本の話芸」「演芸図鑑」「真打競演」ですがどれも放送曜日も時間も変わらず。またもや、過去の名人落語家の音源を流す放送の復活はならないようです。今やマイナーな娯楽となってしまった落語ではありますが、それでもファンは全国に数十万人といるでしょう。NHKはもう少し積極的になってもいいと思うのですが、やはり玉置問題が尾を引いているのか。あるいは、演芸番組全般が減ってしまい、局内に落語に理解のある人材がいないのでしょうか。NHKに残された膨大な落語音源と映像はこのままブラックボックスのなかに閉じ込められてしまうのか、気がかりなところです。
HP更新しました ― 2014年03月25日 05:27
HPを3か月ぶりにに更新しました。
TBSラジオでは1980年4月5日から1990年1月1日まで「早起き名人会」という番組が毎週放送されていました。番組の進行役は落語ファンにはおなじみ川戸貞吉氏。落語のほか漫才、講談、浪曲なども放送され、TBS所蔵の貴重なライブラリがオンエアされるこの番組は多くの落語音源コレクターを惹きつけました。
またおそらく川戸氏の発案なのでしょう。コレクター(川戸氏は「テープマニア」と呼んでいた)が集う会が番組側から設けられ、各地に散らばっていた収集家が集合しコレクションを交換し合った事もあったそうです(写落もここから始まったのか?)。
私が落語ファンになったのは1987年頃だったので、この番組の末期には間に合ったはずなのですが駆け出しのファンであった私は番組の存在を知らず、1990年代の半ばネットを使うようになってから過去にそういう番組があったことを知りました。今ではテレビ・ラジオで過去の名人の音源が放送される機会もめっきり減り、かつてこのような番組があったことは羨ましい次第です。
さて、先だって落語はろーをご覧の方のご協力があり、10年に渡る全部で500回ほどのこの番組の相当の部分が分かってきました。今回の更新はそのうち圓生と八代目正蔵のデータを音源データとして新たに加えることにします。
詳細は以下の更新情報のページをご覧ください。
http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/00exp.htm
最近なんやかやで時間が思うようにとれず、落語を楽しむ事が出来ません。テレビやラジオで撮り溜めた録画・録音も聴けないままです。1か月くらい落語漬けの生活がしたい!
TBSラジオでは1980年4月5日から1990年1月1日まで「早起き名人会」という番組が毎週放送されていました。番組の進行役は落語ファンにはおなじみ川戸貞吉氏。落語のほか漫才、講談、浪曲なども放送され、TBS所蔵の貴重なライブラリがオンエアされるこの番組は多くの落語音源コレクターを惹きつけました。
またおそらく川戸氏の発案なのでしょう。コレクター(川戸氏は「テープマニア」と呼んでいた)が集う会が番組側から設けられ、各地に散らばっていた収集家が集合しコレクションを交換し合った事もあったそうです(写落もここから始まったのか?)。
私が落語ファンになったのは1987年頃だったので、この番組の末期には間に合ったはずなのですが駆け出しのファンであった私は番組の存在を知らず、1990年代の半ばネットを使うようになってから過去にそういう番組があったことを知りました。今ではテレビ・ラジオで過去の名人の音源が放送される機会もめっきり減り、かつてこのような番組があったことは羨ましい次第です。
さて、先だって落語はろーをご覧の方のご協力があり、10年に渡る全部で500回ほどのこの番組の相当の部分が分かってきました。今回の更新はそのうち圓生と八代目正蔵のデータを音源データとして新たに加えることにします。
詳細は以下の更新情報のページをご覧ください。
http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/00exp.htm
最近なんやかやで時間が思うようにとれず、落語を楽しむ事が出来ません。テレビやラジオで撮り溜めた録画・録音も聴けないままです。1か月くらい落語漬けの生活がしたい!
DHCと落語 ― 2014年03月27日 20:59
ナントカという政党の代表が化粧品会社の会長から8億円を借り入れていたと問題になっていますが、もちろんこのブログで政治について記するつもりはありません。
このDHCという会社は化粧品やサプリメントの価格の安さで特に若い女性の間で人気で、近年急成長した会社です。一方、落語のファンは中年以降の男性が多く、DHCなどとは最も縁遠い人種なのではないでしょうか。
ところがDHCと落語が関係あるのです。数年前、ネットオークションで落語関係のものをあれこれ検索していると「DHC名人寄席」と題されたCDが。「なんだこれ?」と詳細を見てみると、どうやらDHCが商品のオマケで配布したCDのようで、内容は圓生「三十石」「豊竹屋」、五代目小さん「うどん屋」「たらちね」、圓窓「くしゃみ講釈」「子別れ」。カップリングからキング音源であることは容易に想像できました。いづれも既に所持している音源でしたが、落札する人もいないのでしょう。捨て値に近い価格で出品していたので落札・入手してみることにしました。(以下はその写真)
ネットで調べると「DHC」と「落語」の関係がいくつか分かってきます。まず件のオマケCDは健康食品を8000円以上買った顧客に無料で配られたCDであったこと(CDは他にも種類があって選択できる)。さらに、女性向け書籍・英語実用書などを出版している「DHC出版」という出版社で「桂かい枝の英語落語コレクション」というCDブックを発売していたこと…。
しかし、なぜ若い女性に人気のDHCが落語なのでしょう? 日本テレビの高視聴率番組「笑点」にしても、若い女性に限ればほとんど見ていないというデータもあります。
ひょっとして今回の問題の当事者である経営のトップが落語ファンで、その「鶴の一声」で自社商品のオマケに落語CDを加えたなんてことがあるのでしょうか。だとしたら、出来たばかりの政党に8億をポンと貸す感覚と相通ずる所があると思うのですが…。
このDHCという会社は化粧品やサプリメントの価格の安さで特に若い女性の間で人気で、近年急成長した会社です。一方、落語のファンは中年以降の男性が多く、DHCなどとは最も縁遠い人種なのではないでしょうか。
ところがDHCと落語が関係あるのです。数年前、ネットオークションで落語関係のものをあれこれ検索していると「DHC名人寄席」と題されたCDが。「なんだこれ?」と詳細を見てみると、どうやらDHCが商品のオマケで配布したCDのようで、内容は圓生「三十石」「豊竹屋」、五代目小さん「うどん屋」「たらちね」、圓窓「くしゃみ講釈」「子別れ」。カップリングからキング音源であることは容易に想像できました。いづれも既に所持している音源でしたが、落札する人もいないのでしょう。捨て値に近い価格で出品していたので落札・入手してみることにしました。(以下はその写真)
ネットで調べると「DHC」と「落語」の関係がいくつか分かってきます。まず件のオマケCDは健康食品を8000円以上買った顧客に無料で配られたCDであったこと(CDは他にも種類があって選択できる)。さらに、女性向け書籍・英語実用書などを出版している「DHC出版」という出版社で「桂かい枝の英語落語コレクション」というCDブックを発売していたこと…。
しかし、なぜ若い女性に人気のDHCが落語なのでしょう? 日本テレビの高視聴率番組「笑点」にしても、若い女性に限ればほとんど見ていないというデータもあります。
ひょっとして今回の問題の当事者である経営のトップが落語ファンで、その「鶴の一声」で自社商品のオマケに落語CDを加えたなんてことがあるのでしょうか。だとしたら、出来たばかりの政党に8億をポンと貸す感覚と相通ずる所があると思うのですが…。
新年度のテレビ・ラジオ ― 2014年03月28日 20:28
間もなく新年度。新番組が始まるとは知らず見損なってしまった事、HDDレコーダーで毎週予約をしていたら、これまでと放送日時が変わっていて録りそこなった事が私もありました。「東京かわら版」の来月号が届きましたので、4月からのテレビ・ラジオを確認してみます。
まず新番組では、純粋な「落語番組」ではないものの「噺家が闇夜にコソコソ」という番組が今月31日からフジテレビではじまります。放送時間は月曜日の24時10分から35分まで。全国ネットで関東エリア以外にも放送されます。私は視聴しなかったのですが、昨年の年末にパイロット版が放送されたそう。噺家さんが社会のいろいろな出来事を独自の切り口で語る番組だそうで、噺家さんの話術ももちろん、普通の見方とは違った視点が楽しみせてくれるとおもいます。
新番組はこれだけで、終了する番組がMXテレビの「東京スカイ座一朝一席」。地上波では数少ない落語番組だったのに残念です。放送時間が変更されるのが、「柳家喬太郎のようこそ芸賓館」(BS11、火曜19時から)と「落語小僧」(BSフジ、日曜12時から)など。
TBSラジオ「ラジオ寄席」が休止になってしまい、昔の名人の落語が聴ける番組はまたもや「志の輔ラジオ落語DEデート」だけになってしまいました(ネットでも聴けるコミュニティFMなどではあるようですが)。私の手元に50円ハガキが数枚ありまして、値上げ前の今の機会にNHKに「過去の落語家の噺が聴ける番組を放送して欲しい」との要望を出してみようかと思います。なかなか現状では実現は難しいかもしれませんが、声を届けることは大切だと思います。
まず新番組では、純粋な「落語番組」ではないものの「噺家が闇夜にコソコソ」という番組が今月31日からフジテレビではじまります。放送時間は月曜日の24時10分から35分まで。全国ネットで関東エリア以外にも放送されます。私は視聴しなかったのですが、昨年の年末にパイロット版が放送されたそう。噺家さんが社会のいろいろな出来事を独自の切り口で語る番組だそうで、噺家さんの話術ももちろん、普通の見方とは違った視点が楽しみせてくれるとおもいます。
新番組はこれだけで、終了する番組がMXテレビの「東京スカイ座一朝一席」。地上波では数少ない落語番組だったのに残念です。放送時間が変更されるのが、「柳家喬太郎のようこそ芸賓館」(BS11、火曜19時から)と「落語小僧」(BSフジ、日曜12時から)など。
TBSラジオ「ラジオ寄席」が休止になってしまい、昔の名人の落語が聴ける番組はまたもや「志の輔ラジオ落語DEデート」だけになってしまいました(ネットでも聴けるコミュニティFMなどではあるようですが)。私の手元に50円ハガキが数枚ありまして、値上げ前の今の機会にNHKに「過去の落語家の噺が聴ける番組を放送して欲しい」との要望を出してみようかと思います。なかなか現状では実現は難しいかもしれませんが、声を届けることは大切だと思います。
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