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780円のCD2013年07月24日 01:06

 780円のCDといっても驚かれないでしょう。駅頭やスーパーのワゴンセールで著作権関係がうやむやの何百円というあやしいCDを見かけることはよくあります。今回記すのは、落語会唯一の人間国宝、桂米朝師の正規のCDが1枚当たり780円で売っていたという話です。御徒町の駅から東へ歩いて3分程の所に「多慶屋」というディスカウントショップがありまして、ここの店で15年ほど前、東芝EMIから出ている「特選・米朝落語全集」の全40枚組のCDを1巻780円という値段で売っていたのです。ちなみに通常の価格は2,300円。CDはバッタものではなく正規のCDであり、どうしてこんな価格で売れるのか疑問でなりませんが、とにかく安ければ有り難い。当時の私はまだ上方落語の音源までコンプリートしようという気か無かったのですが、上方落語界の最高峰のCD40枚が3万円と少しで入手できますので少し無理をして買ってしまいました。
 なぜこんなに安く販売できたかということを推測しますが、このCDの音源は1990年代に収録されたもので、全体の3分の2程度が「大阪コスモ証券ホール」という所が収録場所となっています。この証券会社がCDの製作にも関わっていたのではないか。1990年といえばバブルの最高潮の頃ですね。資金には余裕があるので、顧客への贈答用としてでもこのCDをストックしていたのではないか。そしてバブルが崩壊。たちまち資力に余裕のなくなった証券会社が、とりあえず売れる物ならなんでも売れやということで、このストックしておいたCDも、ディスカウントショップの流通に載せられることになった。こんな風に勝手に推測するのですが、実際のところはどうなのでしょう。

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