古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。 |
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人形町末広「圓生独演会」CDブックが発売されます ― 2015年08月11日 09:26
過去の名人上手の音源を集めているコレクターに久々にビッグなニュースが飛び込みました。昨日発売の「サライ」という雑誌で落語の特集が組まれており、圓生師の「ちきり伊勢屋(下)」のCDが付録として付いています。その雑誌中の告知によると、小学館より「人形町末広・圓生独演会」CDブックが発売になるとのこと。CDが16枚組で価格は2万7千円+税、9月30日の発売予定です。それにしても私は8月5日のこのブログで人形町末広の跡地を訪ねたことを記事にしたばかりです。もちろんこのCDブックに関しては何も知りませんでした。こういうのを「共時性」というのでしょうか?
このCDブックについての小学館のPRページURLは以下の通りです。
http://www.shogakukan.co.jp/books/09480127
<追記 2015-8-27>
このリンク先は現在削除されています。発売延期、または発売中止になったものと思われますが、詳しい事は分かりません。
<追記2 2015-9-11>
リンク先復活しました。発売日が10月9日に変更になったそうです。
<追記終わり>
昭和36年から44年にかけて、人形町末広で口演された「圓生独演会」の録音の一部は、かつてアポロンのカセットテープとCBSソニーのレコードで発売されていました。その15席に加え、今回のCDブックでは8席が初めてこの世に出る新音源だとのこと。この時期は志ん生師、先代文楽師が相次いで落語界の第一線から離れていった頃。変わってそれまで「上手い落語家」と言われていた圓生師が、いよいよ落語界随一の名人として名を高めていった時期だと言えましょう。この人形町末広での独演会の録音で、まさに名人になろうという頃の光り輝いていた圓生師の口演が楽しめると思います。また、音源のマスタリングは草柳俊一氏でして、雑誌「サライ」付録のCDを聴いてみても音質的に十分良いと言えるものです。
これほど質の高いCD集は滅多に出ないと思います。音源コレクターのみならず、これから落語を本格的に楽しみたいという方にもお勧めできるCDブックだと思います。
このCDブックについての小学館のPRページURLは以下の通りです。
http://www.shogakukan.co.jp/books/09480127
<追記 2015-8-27>
このリンク先は現在削除されています。発売延期、または発売中止になったものと思われますが、詳しい事は分かりません。
<追記2 2015-9-11>
リンク先復活しました。発売日が10月9日に変更になったそうです。
<追記終わり>
昭和36年から44年にかけて、人形町末広で口演された「圓生独演会」の録音の一部は、かつてアポロンのカセットテープとCBSソニーのレコードで発売されていました。その15席に加え、今回のCDブックでは8席が初めてこの世に出る新音源だとのこと。この時期は志ん生師、先代文楽師が相次いで落語界の第一線から離れていった頃。変わってそれまで「上手い落語家」と言われていた圓生師が、いよいよ落語界随一の名人として名を高めていった時期だと言えましょう。この人形町末広での独演会の録音で、まさに名人になろうという頃の光り輝いていた圓生師の口演が楽しめると思います。また、音源のマスタリングは草柳俊一氏でして、雑誌「サライ」付録のCDを聴いてみても音質的に十分良いと言えるものです。
これほど質の高いCD集は滅多に出ないと思います。音源コレクターのみならず、これから落語を本格的に楽しみたいという方にもお勧めできるCDブックだと思います。
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