古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。 |
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圓生・放送用口演のデータを公開します ― 2014年04月09日 00:43
このブログで以前記しましたが、昨年12月、国立劇場の図書資料室で圓生師の遺品から、放送用口演データを記録したノートを閲覧し転写してきました。元となるデータベース作成はこの時に完了していたものの、HP公開用の作業が面倒でそのままにしてきました。今夜思い立って突然作業を再開、完成しましたので今夜公開します。
http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/ensho_kouen.htm
他の遺品の記録と合わせて予測してみると、このノートはおそらく20年ほど前に圓生師の次男である山崎佳男氏が国立劇場に寄贈したものと思われます。ここには圓生がTBSやNHKなど放送用に口演した際の演目・年・月・分(タイム)・放送局などがいかにも圓生らしく几帳面に、演目順に分けて記録がなされています。期間は1951年12月から1967年3月まで。
なぜこのノートが作成されたか。ファンならご存知の通り、圓生は1953年から1968年までTBSとの専属契約をしていました。他の民放への出演が出来ない代わりに、TBSとは月4本程度の出演が約束されたのです。そこで生真面目な圓生は、直近の放送でなるべく演目が重ならないよう、過去にどの演目を掛けたのか確認するためにこのノートを付けたのではないだろうか。書かれている字体は途中から明らかに変わっているので、その時々の圓生のお弟子さんが書き込んでいたものと思われます。
実はこのデータの公開にあたって、圓生師の著作物(データを羅列したものでも?)であるということに合わせて、国立劇場の所蔵物であるという問題も絡みます。HPで公開すべきか、限定した方のみにデータをお見せするか迷いましたが、1日数十しかアクセスがないような零細なHPですから、圓生師の遺族や国立劇場の関係者が見るということもないと思います。どうぞひっそりと楽しんでください。
http://www.asahi-net.or.jp/~ee4y-nsn/rakugodata/ensho_kouen.htm
他の遺品の記録と合わせて予測してみると、このノートはおそらく20年ほど前に圓生師の次男である山崎佳男氏が国立劇場に寄贈したものと思われます。ここには圓生がTBSやNHKなど放送用に口演した際の演目・年・月・分(タイム)・放送局などがいかにも圓生らしく几帳面に、演目順に分けて記録がなされています。期間は1951年12月から1967年3月まで。
なぜこのノートが作成されたか。ファンならご存知の通り、圓生は1953年から1968年までTBSとの専属契約をしていました。他の民放への出演が出来ない代わりに、TBSとは月4本程度の出演が約束されたのです。そこで生真面目な圓生は、直近の放送でなるべく演目が重ならないよう、過去にどの演目を掛けたのか確認するためにこのノートを付けたのではないだろうか。書かれている字体は途中から明らかに変わっているので、その時々の圓生のお弟子さんが書き込んでいたものと思われます。
実はこのデータの公開にあたって、圓生師の著作物(データを羅列したものでも?)であるということに合わせて、国立劇場の所蔵物であるという問題も絡みます。HPで公開すべきか、限定した方のみにデータをお見せするか迷いましたが、1日数十しかアクセスがないような零細なHPですから、圓生師の遺族や国立劇場の関係者が見るということもないと思います。どうぞひっそりと楽しんでください。
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