【落語はろー・データ編】公開中(ここをクリック)

古今亭志ん生、八代目桂文楽、三遊亭圓生、古今亭志ん朝など過去の名人落語家の残された落語音源データを公開しています。

 
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明けましておめでとうございます2019年01月06日 05:07

 明けましておめでとうございます。
 長らく、当ブログを放置してしてしまって申し訳ありません。最近私は講談を聴くのに凝っていまして、落語の方は従来通りの音源集めはしているものの、ナマの落語にはほとんど行かなくなってしまいました。少し落語に対する情熱が薄れているというのが正直なところです。

 昨年はこのブログは、なんと2回しか更新しませんでした。
 『落語はろー』のページも結構たくさんの方がご覧になっていると知りまして、心を入れ替えまして、情報交換のページとして、このブログも今年はもっと真面目に書かせて頂こうと思います。落語の音源情報ほか、演芸界にまつわる情報もアップしたいと思います。

 早速ですが、昨年のTBS『ラジオ寄席』について、落語はろーの方で対象にしている演者の方の情報について記します。

●2018年10月21日 三遊亭圓生
 『一人酒盛』 当リストのテイク6 1967.03.27にTBSラジオ『まわり舞台』で放送されたもの。ユーキャンから通販で販売されている音です。
 『文違い』 当リストテイク11でアナウンス通り1967年に収録されたものだと思われます。マクラで別部分がカットされていたので、『テイク11b』としました。

●2018年12月9日 八代目林家正蔵
 『一眼国』 当リストのテイク7。1967.11.25 TBSラジオ『らくごへの招待』で放送されたもの。CD化されていない音源です。
 『火事息子』 当方が所持していなかった音源で『テイク14』とします。1974年に収録された音源とアナウンスされました。

●2018年12月16日 三代目三遊亭金馬
 『居酒屋』 当リストのテイク4a。1961.04.28 TBSラジオ『お笑い帆掛船』で放送された音源で小学館からCD発売されています。タイムは18分12秒で、元音源は26分余りですから8分ほどのカットがあった模様です。
 『茶の湯』 当リストのテイク2。1956.06.23 ラジオ東京で放送されたもの。コロムビアからCDが、またかつてCBSソニーからLPレコードが発売されていました。タイムは26分12秒でほぼノーカットで放送された模様です。

●2018年12月23日 八代目桂文楽
 『穴泥』 当リストのテイク2。1959.10.15 TBSラジオ『お好み寄席』で掛かったもの。CBSソニーからLPレコードとして発売されていたもので、CD化されていない音源です。
 『富久』 当方にとって初音源で、草柳さんのリストにもなかったものです。テイク14とします。1966年の音源とアナウンスされました。

CDセット『三越落語会傑作選』2019年01月12日 20:04

三越落語会傑作選CD
 ユーキャンは最近、落語CDを通販で次々と発売していますが、昨年12月には『三越落語会』のCDセットを発売しました。

http://www.u-canshop.jp/mitsukoshi/

 『三越落語会 傑作選』と銘打ったこのセットは、CDが13枚に特典DVDが1枚でお値段は税込みで29,800円。現在活躍中の落語家さんと故人の方、両方がラインナップに並びます。
 私もいくら落語音源マニアとはいえ、日本で発売されている落語CDを全部買いそろえようなんて思っていないわけでして、出来るだけ財布の中の金は減らしたくはないのですが、今回のこのセットは古今亭志ん朝の音源が1席と、五代目柳家小さんの音源が1席入っています。「落語はろー」なんてリストを作っている身としては完璧を期したい。正月明けに「エイヤ」と衝動的に購入してしまいました。
 最大の目玉である志ん朝の『酢豆腐』は、2001(平成13)年7月16日に収録された音源。 この年の10月1日に志ん朝は亡くなっていますので、約2ヶ月半前の高座で、世に出ている師の音源として最後のものになります(今のところは)。
 聴いてみますと、確かに上手いものの声の張りがなく、身体が弱っていたことが分かります。もう少し元気な時期の高座を聴きたかった、いや、マニアとしてはいろいろな時期の録音が聞きたい、意見が分かれるところでしょう。

1月20日 TBS「ラジオ寄席」は五代目小さんの特集でした2019年01月22日 20:59

 先日、1月20日のTBS「ラジオ寄席」は五代目柳家小さんの特集でした。
 1席目は「狸の札」で落語はろーリストのテイク5。1987.01.03 ビアホール名人会で放送されたもので、小学館からCDが発売されています。マクラ部分でカットがありました。
 2席目は「粗忽の使者」でリストのテイク3。1988.07.30 ビアホール名人会で放送された音源。やはり小学館からCD発売されており、マクラでカットがありました。

 それと、1月19日深夜の「ラジオ深夜便」話芸100選では、八代目林家正蔵の「たばこの火」が放送されました。落語はろーリストのテイク2で、1968.05.17 東京落語会107回で収録されたものです。今回放送のアナウンスで、1968.08.20 NHKラジオ「古典落語」でオンエアされた音源であることが分かりました。

 次回の放送も楽しみに待ちましょう。

小学館からCDつきマガジン発売2019年01月26日 23:08

 本日届いた「東京かわら版」で知ったのですが、小学館から新たにCDつきマガジン『落語 昭和の名人極めつき72席』が今月から順次発刊されます。

https://www.shogakukan.co.jp/pr/rakugo72/

 「決定版」「完結編」に続く、小学館の落語CDつきマガジンの第三弾になります。全部で25冊刊行される予定で、隔週火曜日の発売。早速、本日本屋で購入しました。
 第1巻は古今亭志ん生で『火焔太鼓』と『猫の皿』さらにボーナス・トラックで『志ん生、芸を語る』が収録されています。
 『火焔太鼓』は落語はろーリストのテイク8、『猫の皿』はテイク1で、どちらも東京落語会で収録されたお馴染みの音源ですが、『火焔太鼓』のマクラがロング・バージョンで今までに発売されていた物よりも6分ほど長いのです。出だしのところからして違っていまして『テイク8c』とします。

 次号は1月29日の発売で三遊亭圓生『木乃伊取り』『三十石』『紀州』。『三十石』と『紀州』は初めて発売される音源だそうで楽しみに待ちたいと思います。